ストレス・不眠の悩みにおすすめの漢方薬をご紹介

みずき薬局 四街道店 黒原

「ストレスで眠れない」「疲れているのに寝つきが悪い」そんなお悩みを抱えていませんか?

今回は、ストレス・不眠に用いられる漢方薬について、みずき薬局 四街道店の薬剤師がわかりやすくご紹介します。

ストレス・不眠に漢方薬が選ばれる理由

ストレス・不眠に漢方薬が選ばれる理由

現代社会では、仕事や人間関係、生活環境の変化などさまざまな要因でストレスを感じる場面が多くあります。

ストレスが続くと自律神経のバランスが乱れ、脳が興奮状態になるため睡眠のリズムが崩れることがあります。その結果、寝つきが悪くなる、夜中に目が覚める、朝スッキリ起きられないなどの症状が現れやすくなります。睡眠不足が慢性化すると心身の不調につながるため、早めの対策が大切です。

こうした「心身の不調」に対して、体全体のバランスを整えることで症状の改善を目指すのが漢方の考え方です。

西洋薬のように飲んですぐ眠くなる直接的な作用はありませんが、自分の体質に合った漢方を継続することで穏やかに心と体を整えてくれるのです。

ストレス・不眠におすすめの漢方薬

ストレスや不眠の症状は人それぞれ異なるため、自分の体質や症状に合った漢方薬を選ぶことが大切です。

ここでは代表的な漢方薬をいくつかご紹介します。

ストレスにおすすめ漢方薬1:加味帰脾湯(かみきひとう)

心身の疲れが強く、不安感が強い方に用いられる漢方薬です。ストレスや心労が重なって気力が低下し、「体は疲れているのに眠れない」「眠りが浅く夢をよく見る」といった症状がある場合に適しています。気を補い心を落ち着ける作用があるとされ、不眠だけでなく食欲不振や貧血傾向(顔色が悪い、めまい)などを伴う場合にも用いられます。

不眠におすすめ漢方薬2:酸棗仁湯(さんそうにんとう)

不眠の漢方薬として広く知られています。布団に入ってもなかなか寝つけない、眠りが浅くて夜中に何度も目が覚めるといった症状に効果が期待できます。心を鎮めて安眠をサポートしてくれます。

ストレスにおすすめ漢方薬3:抑肝散(よくかんさん)

イライラしやすい、神経が高ぶって眠れないといった症状がある方に適しています。ストレスによる緊張を和らげ、気持ちを落ち着かせる作用があります。子どものかんしゃくにも使われることがある漢方薬です。

ストレスにおすすめ漢方薬4:柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

ストレスによる動悸や不安感が強く、緊張で眠れない方に使われることがあります。不安や興奮をしずめ、精神を安定させる働きがあるとされています。比較的体力がある方向けの処方です。

ストレスにおすすめ漢方薬5:半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

喉の詰まり感や胸のつかえ、気分の落ち込みがある方に検討されることがあります。ストレスで喉に何か引っかかっているような感覚がある、いわゆる「梅核気(ばいかくき)」という症状に効果が期待できます。

漢方薬の正しい選び方と飲み方

漢方薬の正しい選び方と飲み方

漢方薬は「自己判断」より相談が大切です

同じ「不眠」という症状でも、その背景や体質はさまざま。
自分に合わない漢方薬を選んでしまうと、十分な変化を感じにくい場合もあります。

また、漢方薬は即効性のあるものではないため、2週間から1か月程度継続して服用することで効果を見ることが多いお薬です。

「飲んですぐにぐっすり眠れた!」というタイプの薬ではなく、不眠の根本原因(体質の乱れ)に働きかけて徐々に改善していくお薬なので、すぐに効果が出なくても焦らず続けてみましょう。

ただし、服用を続ける中で明らかに体に合わない症状(例えば吐き気や下痢がひどくなる、めまいが増す等)を感じた場合は無理に続けず、薬剤師に相談してください。

漢方のご相談、薬局でもお承りいたします

ストレスや不眠は、現代の生活環境の中で多くの方が抱えやすい悩みのひとつです。

漢方薬は、体全体のバランスを整えることで、心身の不調を根本から改善していく考え方に基づいて用いられます。

加味帰脾湯や酸棗仁湯、抑肝散などは、ストレスの感じ方や体質、不眠のタイプに応じて選ばれる代表的な処方です。

ただし、同じ不眠でも原因や体質は人それぞれ異なるため、自己判断で選ぶのではなく、薬剤師に相談しながら選ぶことが大切です。

漢方薬は即効性よりも継続による変化を重視するお薬です。焦らず続けることで、少しずつ眠りや気持ちの安定を感じられることもあります。つらい症状を我慢せず、身近な調剤薬局を上手に活用しましょう。

<外部サイト参照リスト>

不眠症の対応と治療ガイドライン(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/content/001485588.pdf

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