こんにちは!千葉市中央区の”みずき薬局 星久喜店”です。現在、千葉市内ではインフルエンザが警報レベルとなり、当店の周辺でも患者さんが急増しています。

「家族がインフルエンザと診断された」「お薬をもらってきたけれど、服用後に気をつけることはある?」
今回はそんな不安を抱える方に向けて、お薬を服用した後の注意点や、ご自宅での療養のポイントを中心にお伝えします。
千葉市では10代・子ども中心に流行中です
まず、地域の状況です。
千葉市感染症情報センター(2025年第47週)のデータによると、インフルエンザの報告数は過去5年の同時期に比べて最多となっており、流行発生警報の基準を上回っている状況が続いています。
特に10代(10歳~19歳)と10歳未満(特に6歳)のお子様での報告が多くなっています。学校や、園でもらってきてしまい、ご自宅で療養中というご家庭も多いのではないでしょうか。
薬を服用した後の「見守り」と注意点
インフルエンザにかかった際、小児や未成年者を中心に、急に走り出したり、部屋から飛び出そうとするなどの「異常行動」が報告されています。
これは抗ウイルス薬の服用の有無や種類にかかわらず、インフルエンザそのものの影響でも起こり得ると言われています。特に発熱から2日間以内に現れることが多いため、万が一に備え以下のような対策をしておきましょう。
- 目を離さない:少なくとも発症から2日間は、お子様を一人にしないよう配慮してください。
- 戸締りの徹底:玄関や窓のカギを確実に掛け、ベランダには出られないようにしましょう。
- 就寝環境の工夫:なるべく1階で寝かせる、窓の近くにシングを置かないなどの対策が推奨されています
「熱が下がった」=「治った」ではありません
薬が効いて熱が下がると、すぐに元気になったように見えますが、体内にはまだウイルスが残っています。
無理をして早く動き出すと、ぶり返してしまったり、周りの方にうつしてしまったりする可能性があります。学校保健安全法では、出席停止期間の基準として以下のように定められています。(※あくまでも一般的な目安です)。
- 発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで
大人の場青も、職場によって規定は異なりますが、熱が下がってもしばらくは自宅で静養することが望ましいとされています。
療養中の食事と水分のポイント
高熱が続くと体力を消耗し、脱水状態になりやすくなります。
- 水分補給を最優先に:水やお茶だけでなく、経口補水液などでミネラルも補給しましょう。一度にたくさん飲めない場合は、スプーン一杯ずつこまめに与えてあげてください。
- 食事は無理強いしない:食欲がない時は無理に食べさせなくても大丈夫です。食べられるようになったら消化の良いおかゆやうどん、ゼリーなどから少しずつ始めましょう。
療養中、お薬の相談は「みずき薬局星久喜店」へ
「処方された薬が飲みづらそう」「解熱剤を使うタイミングがわからない」など、看病をしていると細やかな疑問が出てくるかと思います。
そんな時は、お電話でもかまいませんので、当店の薬剤師にご相談ください。地域の皆様が一日も早く回復されるよう、私たちがサポートしていきます。
【店舗情報】
みずき薬局星久喜店
住所:千葉県千葉市中央区星久喜町606-26
アクセス:千葉中央バス・ちばシティバス「稲辺田」バス停近く
【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、医師による診断・治療に代わるものではありません。症状や体調に異変を感じた場合は、速やかに医療機関を受診してください。また、情報は執筆時点(2025年第47週データ)のものです。
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袖山