こんにちは。千葉市中央区の星久喜町にある「みずき薬局 星久喜店」の薬剤師 袖山です。
「風邪をひいて薬を飲み始めたけれど、症状もなくなったし、もう飲まなくていいかな?」
風邪薬を使用した際、このような疑問を抱いたことはありませんか。
つらい症状が治まれば、薬を飲むのも面倒に感じてしまいますよね。
今回は、風邪薬をいつまで飲むべきか、市販薬と処方薬それぞれのやめるタイミングについて、薬剤師の視点から詳しく解説します。
市販の風邪薬は症状がよくなればやめてよい

市販の風邪薬(総合感冒薬)は、症状が改善したタイミングで服用を中止して問題ありません。
そもそも市販の風邪薬の役割は、風邪のウイルスそのものを退治することではなく、今出ているつらい症状(熱、咳、鼻水、痛みなど)を和らげる「対症療法」が目的だからです。
風邪の原因の多くはウイルスですが、現代の医学でも一般的な風邪ウイルスを直接殺す市販薬はありません。不快な症状が治まったのであれば、薬を飲み続ける必要性はなくなります。
一方、3日間程度服用しても症状がよくならない場合は服用を止め、受診して医師の診察を受けましょう。
その症状が風邪からくるものではないことも考えられるからです。
市販薬の長期服用のリスク
症状がなくなっても「ぶり返すのが心配だから」と、ダラダラと市販薬を飲み続けることは、実はかえってリスクが発生します。
たとえば、副作用のリスク。
風邪薬には、眠気を誘う成分や口の渇きを引き起こす成分、胃腸に負担をかける成分など、複数の有効成分が含まれています。服用期間が長くなればなるほど、これらの副作用が現れる可能性が高まります。
また、市販薬を飲み続けて症状が和らぐことで、本来なら医療機関で治療すべき重大な病気の発見が遅れてしまうケースもあります。
たとえば、胃に潰瘍があったとしても、飲んでいる風邪薬に胃の粘膜を保護する作用があれば症状に気づかず、長期間放置してしまうということになりかねません。
市販薬はそもそも「長期利用を想定して販売されていない」ということを理解しておきましょう。
市販の風邪薬の場合、一般的に5~6日続けての服用が長期服用の目安になります。
処方薬は医師・薬剤師の指示に従うこと

市販の風邪薬は症状がなくなればやめてよい、と解説しましたが、処方薬となると話は違ってきます。
風邪の症状で受診し、医師から抗生剤(抗菌薬)を処方された場合、症状が良くなったからといって途中でやめてはいけません。中途半端に服用を止めると、生き残った細菌が薬への耐性を持ち、次に同じ薬が効きにくくなる「薬剤耐性菌」を生み出す原因になります。抗生剤に関しては、処方された分を最後まで飲み切るのが原則です。
また、喘息の持病がある方の吸入薬や、炎症を抑えるための特定の薬などは、見た目の症状が消えてもしばらく継続が必要な場合があります。
薬を受け取る際に、薬剤師に「症状がなくなったら止めてもいいですか?」と一言確認しておくと安心です。
薬の飲み方・服用期間に迷ったら、薬剤師にご相談ください
市販の風邪薬は誰でも購入でき、気軽に使えるイメージがありますが、やはり守っていただきたい服用方法があります。
「いつまで服用したらいい?」「こんな症状があるけど服用すべき?」
そんな疑問があれば、ぜひ薬剤師にご相談ください。
千葉市中央区の星久喜町の「みずき薬局 星久喜店」では、薬剤師が常駐し、いつでもお客様のご相談・ご質問にお答え致します。いつでもお気軽にお声がけください。
<参考文献>
【登録販売者2年目向け】市販薬の服用期間・間隔・期限・リスク区分とは?悩みやすい使用方法の疑問に<薬剤師・村松早織先生が解説>
https://www.cheer-job.com/useful/column/famous/famous_25-7-4
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