こんにちは!佐倉市鏑木町の「健栄 鏑木薬局」の薬剤師 早田です。
この地域は、ご高齢の方が多く、薬局のすぐ前には有料老人ホームがあります。駅からも少し距離があり、スーパーや飲食店も多くない地域のため、鏑木薬局はお薬だけでなく、日々の体調や食事のことまでお話しする「身近な相談場所」としてご利用いただいています。
「鉄のお薬を飲んでいるけど、食事はどうしたらいい?」
「ほかのサプリや健康食品と一緒でも大丈夫?」
薬局のカウンターでは、こうした相談をいただくこともあります。
今回は、そうした日常のやり取りの中から、鉄剤(鉄分サプリ)とサプリメントの飲み合わせについて、地域の薬剤師の立場でわかりやすくお話しします。ぜひ日々の健康管理にお役立てくださいね。
サプリと薬は一緒に飲んでもいいの?

結論からいうと、サプリメントとお薬を一緒に飲むこと自体は可能ですが、組み合わせによって注意が必要な場合があります。
サプリメントや食品、医薬品の組み合わせによっては、薬の効果が弱まったり、逆に効きすぎたり、副作用が出やすくなることも知られています。
詳しい仕組みや具体例については、後半でご説明しますが、大切なのは「自己判断で組み合わせない」ことです。
健康のために取り入れているサプリメントでも、処方薬と一緒に使う場合は必要になることもあります。 処方薬をもらうときは、薬局でサプリメントを取り入れているかなども教えてくださいね。
鉄剤(鉄分サプリ)を飲む際に気をつけたいサプリ・飲み物
貧血対策などで処方される鉄剤や市販の鉄分サプリは、ほかの成分の影響を受けやすいお薬のひとつです。
カルシウム・マグネシウムを含むサプリ
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルは、鉄と同じ経路で吸収されるため同時に摂ると鉄の吸収量が下がることがあります。牛乳、ヨーグルトなどカルシウム豊富な食品や、マグネシウム系のサプリメントも、鉄剤と一緒に飲むのは避け、2〜3時間以上間隔を空けるのがおすすめです。
亜鉛のサプリ
亜鉛も鉄と似たタイミング・経路で吸収されるため、鉄サプリと亜鉛サプリを一緒に飲むとお互いの吸収率が低下します。貧血対策で鉄、免疫対策で亜鉛…と複数サプリを利用している場合は要注意です。どちらも必要な場合は、薬剤師に相談して適切な飲み方を確認しましょう。
タンニンを含むサプリメント(緑茶エキス、ウコンなど)
緑茶エキスやウコンなどに含まれるタンニンは、鉄と結合して体に吸収されにくい形に変えてしまいます。
また、コーヒー・紅茶・緑茶などの飲み物も鉄の吸収を妨げます。鉄剤を飲むときはできるだけ水または白湯で服用しましょう。
サプリと薬の飲み合わせで起こりやすい注意点

鉄剤に限らず、お薬とサプリメントを同時に服用する場合、知っておきたいポイントがあります。
ミネラル同士の「吸収の競合」
鉄・カルシウム・マグネシウム・亜鉛などのミネラルは、体の中で似た通り道を使ってっ吸収されます。そのため、複数のミネラルを同時に摂ると、お互いの吸収を邪魔してしまうことがあります。
「鉄の薬を飲んでいるのに数値がなかなか改善しない」という場合、サプリの組み合わせが影響しているケースもあります。
処方薬と食品・サプリの相互作用
薬の種類によっては、特定の食品やサプリが作用に影響を与えることがあります。
例えば、血液をサラサラにする処方薬の中には服用中に納豆(ビタミンK豊富な食品)を食べると薬の効果が弱まってしまうものがありますし、グレープフルーツジュースは一部の薬の代謝を邪魔して効き目を強めてしまうことが知られています。
サプリは「食品」でも体への影響はあります
サプリメントは医薬品ではありませんが、体の中では成分として働きます。
「健康に良さそうだから」「テレビで見たから」と自己判断で追加してしまうと、処方薬との思わぬ相互作用が起こることもあります。
自己判断せず、サプリと薬の飲み合わせが心配なときは、佐倉市・京成佐倉駅近くの鏑木薬局に相談を
「処方薬」「市販薬」「サプリメント」「健康食品」を同時に使っていることありませんか?こうしたものの組み合わせは、思っている以上に複雑なことがあります。
「サプリだから大丈夫」「昔から飲んでいるから平気」と思わず、一度薬剤師に内容を伝えてみてください。
京成佐倉駅近くの鏑木薬局では、処方せん調剤はもちろん、市販薬やサプリメントに関するご質問や飲み合わせの相談にも丁寧に対応いたします。
実際に飲んでいるお薬リストやサプリをお持ちいただければ、相互作用の有無や服用タイミングの工夫などをアドバイスさせていただきます。
<外部サイト参照リスト>
科学を知ろう:薬とサプリメントの相互作用(厚生労働省)
健栄 鏑木薬局
薬剤師
早田