風邪の諸症状に「漢方」を取り入れてみませんか?喉の痛み・咳に効く漢方
2026.02.17

風邪の諸症状に「漢方」を取り入れてみませんか?喉の痛み・咳に効く漢方

薬剤師 佐藤

こんにちは!佐倉市・志津駅近く、みずき薬局 上志津店の薬剤師 佐藤です。

「喉が痛くてつらい」「咳が止まらなくて眠れない」そんな風邪の症状でお悩みではありませんか?

今回は、調剤薬局でも取り扱っている喉の痛みや咳に効く漢方薬について、わかりやすく解説します!

風邪の症状に漢方薬が選ばれる理由

風邪をひいたとき、多くの方はまず市販の風邪薬を思い浮かべるかもしれません。しかし最近では、風邪の初期症状や長引く咳、喉の痛みに対して漢方薬を選ぶ方も増えています。

漢方医学では「病気そのもの」ではなく「病気を持つ人」に着目し、一人ひとりの体質や状態に合わせてその人自身の自然治癒力を引き出して治すことを目指します。漢方薬は症状を一時的に抑えるだけでなく、体全体のバランスを整えながら治癒を促すのが特徴です。

そのため、特に風邪の引き始めや「風邪は治ったのに咳だけが長引いている」といった場面では、体の回復過程に寄り添うという考え方から、漢方薬が選ばれることがあります。

調剤薬局で相談できる!喉の痛み・咳に効く漢方薬

調剤薬局で相談できる!喉の痛み・咳に効く漢方薬

風邪による喉の痛みや咳は、症状の程度やタイミングによって適した漢方薬が異なります。ここでは、代表的な漢方薬をいくつか紹介します。

葛根湯(かっこんとう)

風邪の引き始めの定番漢方薬です。寒気がして、首や肩がこわばる、頭痛がするといった初期症状に効果が期待できます。体を温めて血行を促し、発汗を通して体のバランスを整えます。

風邪かなと思ったら早めに飲むことで、症状の悪化を防ぐことができます。

麦門冬湯(ばくもんどうとう)

乾いた咳が続く、喉がイガイガして痰が切れにくいといった症状におすすめの漢方薬です。喉や気道を潤す働きがあり、長引く咳や痰に効果があるとされています。

風邪が治った後も咳だけが残っている、といった場合にもよく使われます。

桔梗湯(ききょうとう)

喉の痛みや腫れに特化した漢方薬です。喉が赤く腫れて痛い、唾を飲み込むのもつらいといった症状に効果が期待できます。

桔梗と甘草という2つの生薬から構成されており、喉の炎症を和らげる働きがあります。うがい薬のように使うこともできる漢方薬です。

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

水っぽい鼻水やくしゃみ、痰の多い咳がある方に適しています。花粉症にも使われることが多い漢方薬で、体の余分な水分を取り除く働きがあるとされています。

寒気があり、水のような薄い鼻水が出る風邪のタイプに向いています。

銀翹散(ぎんぎょうさん)

喉の痛みや発熱、口の渇きといった症状がある風邪におすすめです。体の熱を冷まし、喉の炎症を鎮める働きがあります。

比較的体力がある方で、喉が赤く腫れて痛みが強い場合に適しています。

漢方薬の正しい飲み方と注意点

漢方薬の正しい飲み方と注意点

漢方薬を効果的に使うためには、正しい飲み方を知っておくことが大切です。ここでは漢方薬の服用タイミングや方法、注意点について押さえておきましょう。

■漢方薬を飲むタイミング

漢方薬は基本的に食前または食間(食後2~3時間後)の空腹時に飲みます。空腹時に服用した方が成分の吸収が良く、効果を発揮しやすいためです。胃腸が弱っているときなどは無理せず食後にしても構いません。重要なのは毎回できるだけ同じ時間帯に規則正しく飲むことです。

また、服用後30分ほどはカフェインを含むお茶やコーヒー、刺激物は避けるようにしましょう。

■漢方薬の飲み方の工夫

粉末や顆粒の漢方薬の場合、お湯に溶かして温かい状態で飲むとより効果的だとされています。コップ一杯の白湯に1包分をよく溶かして服用すると、舌や喉への刺激が和らぎ飲みやすくなりますし、体も温まって薬効が高まりやすいと言われます。特に発汗を促したい葛根湯などは、お湯に溶かして温かいうちに飲むことで効果を最大限に発揮します。

■漢方薬を飲むときの注意点

漢方薬は「風邪の引き始めに効く葛根湯」のように、症状が出たらできるだけ早めに飲むことが重要なものがあります。タイミングを逃すと十分な効果が得られなくなるため、風邪かなと思った初期段階で服用を開始しましょう。

■漢方薬と他の薬との併用

漢方薬と西洋薬を併用する場合、飲み合わせに注意が必要なケースもあります。基本的には医師・薬剤師の指導のもとであれば併用可能なことが多いですが、成分の重複には気をつけましょう。

特に甘草(カンゾウ)という生薬は多くの漢方処方に含まれており、複数の甘草含有薬を併用すると副作用リスクが高まります。

副作用予防のためにも、現在何か他の薬を飲んでいる方は必ず事前に薬剤師に相談してください。同じ成分の重複や相互作用の有無を確認し、安全に漢方薬を利用しましょう。

志津駅近くのみずき薬局 上志津店で漢方の相談を

漢方薬は症状と体質に合わせて選ぶことで、体に負担をかけず穏やかに体調を整えてくれる心強い味方です。今回ご紹介したように、風邪の段階や症状別に適した漢方薬がありますので、「自分にはどれが合っているんだろう?」と悩んだときはぜひ私たち みずき薬局 上志津店に相談してみてください。

<外部サイト参照リスト>

銀翹散[喉(のど)の痛み] | クラシエの漢方 かぜシリーズ

https://www.kracie.co.jp/ph/k-kampo/teach/detail_3.html

葛根湯(ツムラ1番)の効果と適応症(長崎クリニック浜町 漢方外来)

https://ngskclinic.com/t001

麻杏甘石湯(ツムラ55番):マキョウカンセキトウの効果、適応症 | 長崎市の漢方(保険適用)なら(長崎クリニック浜町 漢方外来)

https://ngskclinic.com/t055

漢方薬と西洋医学の薬はどう違うの? 大正漢方胃腸薬(大正製薬)

https://brand.taisho.co.jp/kanpou/tsukiau/kotsu1

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