豆は歳の数だけ食べる?節分豆まきと健康の秘密。
2026.01.16

豆は歳の数だけ食べる?節分豆まきと健康の秘密。

薬剤師 佐藤

こんにちは。千葉ニュータウン中央駅から車で3分の調剤薬局「健栄 さくら台薬局」の薬剤師 佐藤です。

節分の時期になると、「豆は歳の数だけ食べる」という習慣が受け継がれています。しかし、なぜ「歳の数」なのか、どのような健康面での利点があるのかをご存じない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、大豆の栄養、歳の数だけ食べる由来、健康面でのメリット、注意点を、調剤薬局の視点から詳しく解説します。

豆は歳の数だけ食べるのはなぜ?

もともと節分の豆まきでは、「邪気を払い、1年の健康を願うために大豆をまく」という意味があります。

豆は「魔を滅する=魔滅(まめ)」という語呂合わせから縁起の良い食べ物とされ、まいた後に「歳の数だけ食べる」ことで、“年齢分の厄を祓う”という意味が込められています。

また、“自分の年齢を受け入れ、その年も健康に過ごせますように”という願掛けの意味も含まれているそうです。

物としての側面から見ると、大豆は高たんぱく・低脂肪、「畑の肉」と呼ばれるほど栄養価が高く、健康を気にされる高齢者や子育て世帯にもメリットの多い食材です。

大豆の注目される栄養成分:① 良質なたんぱく質が豊富

大豆の注目される栄養成分:① 良質なたんぱく質が豊富

加齢に伴い筋肉量は減少しやすく、高齢者にとっては日常生活の質(転倒予防・体力維持)に影響します。大豆は植物性たんぱく質の中でもアミノ酸バランスが良く、筋力維持に役立ちます。

大豆の注目される栄養成分:② コレステロール対策に良い

大豆に含まれる大豆たんぱく質やレシチンは、悪玉コレステロール(LDL)を減らすはたらきがあり、生活習慣病予防にも有用とされます。

大豆の注目される栄養成分:③ 食物繊維が腸内環境を整える

大豆は食物繊維が豊富な食品ですので、腸内の環境を整える働きも期待されます。便秘気味の方にも嬉しいポイント。腸内環境が整うことで免疫力維持にもつながります。

大豆の注目される栄養成分:④ 女性ホルモンに似た働き(大豆イソフラボン)

こちらは良く耳にする成分かと思いますが、大豆はイソフラボンを多く含む食品としても知られています。閉経後の女性に多い症状(骨粗しょう症、ホットフラッシュなど)の症状を軽減する食品としても注目されています。

歳の数だけ食べると多すぎる?大豆の摂取量の適量について:高齢の方の場合

節分の豆は「炒った大豆(煎り豆)」が一般的ですが、噛みにくく、特に高齢者の方は、歳の数を食べようとすると、量が多すぎたり、喉に詰まりやすい場合があります。

「無理に歳の数を食べる必要はありません。」ポイントは「気持ちとして象徴的に食べる」こと。代わりに 大豆製品(煮豆・きなこ・味噌汁・豆腐) に置き換えるのも安全です。

大豆の摂取量:子どもの場合

特に5歳以下は、豆の誤嚥(ごえん)事故が全国で問題になっています。消費者庁も、節分の豆・ナッツ類は誤嚥リスクが高く注意を呼びかけています。(*参考)

子どもには「歳の数」は無理に与えず、家族みんなの無病息災を願う程度にするのが安心です。

大豆はアレルギー食材でもありますので、アレルギーの相談や気になることがあれば、健栄 さくら台薬局の薬剤師にお尋ねください。

豆まきの豆はそのまま食べていい?衛生面の注意点

床にまいた豆を食べるのが昔ながらの風習ですが、現代では衛生面から避けるのが一般的です。「 食べるときは “まく用と別に用意した豆” が安全」です。

健康を意識するなら「大豆製品」でのアレンジもおすすめ

節分をきっかけに、大豆を日々の食事へ取り入れるのも良い方法です。調剤薬局として特におすすめしたいのは以下のような手軽な大豆食品です。

  • 味噌汁(毎日の発酵食品として)
  • 豆腐(低カロリーで高たんぱく)
  • 納豆(腸活にも)
  • 煎り大豆の代わりにきな粉ヨーグルト
  • 煮豆や五目豆

節分の時期だけでなく、大豆はぜひ日常的に取り入れていただきたい食材ですので、季節を問わず様々な形で食事に取り入れてみましょう!

「節分の豆まき」は健康を見直す良い機会

白井市に限らず、節分はご家庭の季節行事として根強く続いています。歳の数だけ豆を食べる習慣には、健康を願う意味が込められており、大豆の栄養価もその願いにそう、大変栄養価の高い食品です。

ただし、高齢の方やお子さまは、噛みにくさ・誤嚥リスク・摂取量 に注意が必要です。節分をきっかけに、無理なく大豆食品を取り入れ、1年の健康づくりに役立てていただければ幸いです。

このように、白井市桜台の調剤薬局「健栄 さくら台薬局」は、地域の皆様に寄り添った調剤薬局です。冬場の健康づくりなど、お気軽にお声がけください。

<参考文献>
「食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!―気管支炎や肺炎を起こすおそれも、硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないで―」(消費者庁)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_047/

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