ノロウイルスなどの感染性胃腸炎の予防方法をご紹介
2026.01.16

ノロウイルスなどの感染性胃腸炎の予防方法をご紹介

薬剤師 秋葉

こんにちは。印西市・高花の調剤薬局「ひまわり薬局 高花店」の薬剤師 秋葉です。

冬場に流行するノロウイルスなどの感染性胃腸炎は、高齢の方や慢性疾患をお持ちの方にとって重症化リスクが高い感染症です。特に大規模団地エリアではお子さんやご高齢の方も多く、感染すると脱水などのリスクが高まるため、早めの予防がとても重要です。

今回は、日常生活で実践できる予防方法を、薬剤師の立場からわかりやすくご紹介します。

ノロウイルスなど感染性胃腸炎とは?

ノロウイルスやロタウイルスなどを原因とし、嘔吐・下痢・腹痛などの症状が急激に起こる感染症です。
特にノロウイルスは感染性が強く、少量のウイルスでも感染するため、家庭内感染が非常に広がりやすい特徴があります。

主な感染性胃腸炎の感染経路は次の3つです。

  • 接触感染(ウイルスが手や物を介して口に入る)
  • 飛沫感染(嘔吐物の飛び散り)
  • 食中毒型(十分に加熱されていない食品)

免疫力の低い高齢者や子どもは重症化しやすいため、予防が何より重要です。

手洗いがノロウイルスなどの感染性胃腸炎に最も重要な予防法

手洗いがノロウイルスなどの感染性胃腸炎に最も重要な予防法

感染性胃腸炎はアルコール消毒が効きにくいタイプが多いため、石けんと流水での手洗いが最も確実な予防法です。

特に以下のタイミングを意識してください。

  • トイレの後
  • 調理前・食事前
  • 外出から帰った直後
  • 共有物(手すり・ドアノブ・買い物カートなど)に触れた後

手洗い時間は 30秒程度が推奨されています。

感染性胃腸炎の予防・対策には食品の十分な加熱も必須

ノロウイルスは加熱に弱いため、食品は以下を目安に加熱します。

・85〜90℃で90秒以上

特に牡蠣などの二枚貝はノロウイルスが付着しやすく、食中毒リスクが高いため、十分に火を通してから食べるようにしましょう。

感染性胃腸炎の嘔吐物の処理は家庭内感染を防ぐ重要ポイント

家庭で嘔吐した人が出た場合、ウイルスが空気中に飛散しやすいため、正しい処理が必要です。

ポイントは以下の通りです。

  • 使い捨て手袋・マスクを着用する
  • ペーパータオルで覆い、外側から内側に向けて拭き取る
  • 次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤)で消毒する
     → 0.1%濃度(1,000ppm)が目安
  • 衣類に付着した場合は 85℃で1分以上の熱湯消毒 か 漂白剤で浸け置き

家族が集まる共用スペースは、できる限り早めに消毒しておくと安心です。

脱水対策が特に重要(子どもや高齢者は重症化リスクが高い)

嘔吐や下痢が続くと、体内の水分と電解質が急激に失われます。
ご高齢者やお子さんは喉の渇きを感じにくく、脱水症状が重症化しやすいため、以下を意識してください。

  • 経口補水液(OS-1など)を常備
  • 一度に大量ではなく、少量ずつ頻回に補給
  • 食事が取れない場合は、無理をせず水分を優先

経口補水液の選び方や飲み方についてご質問があれば「ひまわり薬局 高花店」にお気軽にご相談ください。

感染性胃腸炎に市販薬は効く?使って良い?

感染性胃腸炎の下痢は、ウイルスを体外へ排出するための自然な反応です。そのため、市販の止瀉薬(下痢止め)は基本的に使用を避けます。(*参考)

以下のようなケースでは薬剤師に相談して下さい。

  • 慢性疾患があり、脱水のリスクを下げたい場合
  • 症状が軽度で、相談のうえで対応するケース

自己判断は危険です。嘔吐が続く場合は、市販薬よりも医療機関の受診が推奨されます。

感染性胃腸炎の受診の目安(高齢者や子どもは早めの受診を推奨)

次のような場合は、速やかに医療機関へ相談してください。

  • 脱水症状(口の乾き・尿量低下・ふらつき)
  • 38度以上の発熱
  • 血便が出る
  • 嘔吐が止まらない
  • 持病(腎臓病・心疾患・糖尿病など)が悪化しそうなとき

高齢の方や子どもは症状が急激に進行することがあるため、迷ったら早めに受診することが大切です。

船穂中学校近くの調剤薬局「ひまわり薬局 高花店」にご相談ください。

感染性胃腸炎は身近な感染症ですが、手洗い・食品の加熱・家庭内の消毒を徹底するだけでもリスクを大きく減らせます。

地域特性上、高花エリアは高齢の住民の方が多い地域でもありますので、早めの対策が安心につながります。

「ひまわり薬局 高花店」では、予防の相談や、市販薬の選び方、脱水対策のアドバイスなども承っており、日常の小さな悩みもひとりひとりに寄り添ってご案内致します。
どうぞお気軽にご相談ください。

<参考文献>
厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

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