こんにちは。みずき薬局 四街道店の薬剤師 黒原です!
「今年はもうインフルエンザが流行しているみたいだけど、予防接種以外にできることってある?」「感染しないためにできることを知りたい!」という相談が増えています。
特に今年は、例年より早く、10月から流行の兆しが出ているというデータも出ています。
今回は、薬剤師の立場から見た インフルエンザ予防のポイント や、日常生活でできる対策をわかりやすくご紹介します!
インフルエンザはなぜ流行するの?
インフルエンザは、主に インフルエンザ ウイルスによって起こる感染症です。冬に流行しやすい理由は、空気の乾燥と気温の低下。
湿度が下がるとウイルスが空気中で長く漂いやすくなり、鼻やのどの粘膜も乾いて防御力が落ちてしまいます。つまり、「乾燥した冬」はウイルスにとって最高の環境なんです。
また、電車や職場・学校など、人が密集する場所でも感染が広がりやすくなります。四街道駅周辺でも、通勤・通学の時間帯は注意が必要ですね。
2025年は10月からインフルエンザの流行が始まっている
2025〜2026シーズンにおいて、例年より早いインフルエンザの流行入りが確認されています。例えば、厚生労働省の資料によれば、第39週(9月22日から9月28日まで)の都内定点医療機関からの患者報告数は1.96となり「流行開始の目安」を超えたとされています。また、東京都のデータでも10月初旬の段階で学校や施設での発生が報告されています。
このように「10月から流行が始まっている」という傾向を踏まえると、通常の冬対策より早めの準備が重要です。
インフルエンザウイルス2025年の流行の型
医療現場・感染症専門家の見解によれば、今シーズンの日本で中心となる可能性が高いのは、
- インフルエンザA型(特に亜型 H1N1)
- インフルエンザA型(亜型 H3N2)
- インフルエンザB型(ビクトリア系統)
という3つのウイルス型です。
例えば、検体調査ではA(H1N1)pdm09が全体の66%を占めたという報告もあります。 また、流行開始が例年より早く、10月〜11月から注意が必要ともされています。つまり、「A型で発症→その後にB型も発症…」というケースも起こりうるため、ワクチン接種・日常予防ともに“今年の型”も意識していくことが大切です。
インフルエンザと風邪の違い、知っていますか?
風邪
発症:徐々に悪化
発熱:あり(37〜38℃)
全身症状:軽いだるさ
原因:ウイルス
インフルエンザ
発症:急に(数時間で高熱)
発熱:あり(38〜40℃の高熱)
全身症状:強い倦怠感・関節痛・頭痛
原因:インフルエンザウイルス(A型・B型など)
上記の違いからもわかる通り、「急に38度を超える発熱があった場合」は要注意です。周りとの接触を避け、早急に医療機関に相談しましょう。
調剤薬局薬剤師がおすすめするインフルエンザ予防の3ステップ
基本のインフルエンザ予防としてあげられるのは以下の3つ。
- 手洗い・うがいを丁寧に
- 湿度と換気の調整
- マスクや衣服の工夫
についてはこちらの記事でも紹介していますのでご参考になさってください。
関連記事:コスモス薬局 東船橋店 船橋市・東船橋駅前の調剤薬局が解説 インフルエンザ予防法
インフルエンザ予防接種のタイミングは?

予防接種は、接種後2週間ほどで効果が出始め、約5か月ほど持続します。そのため、毎年 10〜12月頃に接種するのがベストタイミング。
今年は流行が早く始まっているため、高齢者・小児・持病のある重症化リスクが高い方は、早めの接種をおすすめします。
家族でできるインフルエンザ予防の工夫
1人がインフルエンザに感染すると、家族内での感染が広まり「全滅状態」になってしまうというお話もよく耳にします。家庭内での感染を防ぐために、次のようなルールをもうけ、感染を最小限にとどめましょう。
- 帰宅後はすぐに 手洗い・うがい をする
- タオルや食器の共用を避ける(歯ブラシなども要注意です!)
- 睡眠時は 加湿器や濡れタオルで乾燥対策
- 家族が感染した場合は、別の部屋で休ませる・マスク着用を徹底
みずき薬局 四街道店にご相談ください!
今年は例年より早めの対策が特に重要です。
「自分に合った予防法を知りたい」「免疫力を高めたい」という方は、ぜひ みずき薬局 四街道店にご相談ください。
地域の皆さまの健康を守るパートナーとして、スタッフ一同サポートいたします。
<外部サイト参照リスト>
東京都交通局:
https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/10/2025100202/
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