「太り過ぎ」と「肥満」は同じではない

太り過ぎ?隠れ肥満?薬剤師が教える『肥満の定義(BMI)』と健康管理のポイント

健栄 つが駅前薬局

「体重はそこまで重くないのに体型が気になる」「BMIは正常なのに健康診断の結果が不安」と感じたことはありませんか。

近年は、見た目だけでは分からない“隠れ肥満”への関心も高まっています。

本記事では、健栄の薬局「健栄つが駅前薬局」の薬剤師が、調剤薬局でも相談されることがあるBMIの基本や肥満の定義、女性 BMIの見方、健康を守るために知っておきたい体重管理のポイントについてわかりやすく解説します。

「太り過ぎ」と「肥満」は同じではない

「太り過ぎ」と「肥満」は同じではない

「最近太った気がする」「体型が気になる」と感じても、医学的な意味での“肥満”とは限りません。

一般的には見た目や体重の増加を「太り過ぎ」と表現することがありますが、医療では一定の基準に基づいて判断されます。

その代表的な指標がBMIです。

BMIは、体重と身長から計算される体格指数であり、健康管理や肥満判定の基準として広く用いられています。

ただし、BMIだけで健康状態をすべて判断できるわけではありません。体脂肪率、筋肉量、血圧、血糖値、脂肪異常の有無なども含めて、総合的に見ることが大切です。

BMIとは何か 基本の計算方法

BMIとは何か 基本の計算方法

BMIは、体重と身長から計算される体格指数であり、健康管理や肥満判定の目安として広く用いられています。

BMIは、以下の計算式で求められます。

BMI=体重(kg) ÷ {身長(m) × 身長(m)}

例えば、身長160cm・体重60kgの場合は、

BMI=60 ÷ (1.6 × 1.6)=約23.4

となります。

日本では、BMI25以上を「肥満」と判定する基準が一般的に用いられています。

一方で、BMI25以上であっても、すぐに医学的な減量が必要とは限りません。

健康診断の結果や体調、生活習慣、持病などの有無を踏まえて確認することが大切です。

「隠れ肥満」とはどのような状態か

近年よく聞かれる「隠れ肥満」は、医学的な正式名称ではありません。

  • BMIは正常範囲
  • 体重も標準に近い
  • しかし体脂肪率が高い

といった状態を指して使われることがあります。

特に女性では、極端な食事制限や運動不足によって筋肉量が低下し、体重は軽くても体脂肪率が高いケースがあります。

そのため、「痩せて見える=健康」とは限らない点が重要です。

また、見た目だけで健康状態を判断すると、必要な栄養管理や運動習慣を見落としてしまうことがあります。

BMIだけで判断できない理由

BMIは便利な指標ですが、万能ではありません。

例えば、

  • 筋肉量が多い人
  • 体脂肪率が低い人
  • 高齢者
  • 極端な食事制限をしている人

などでは、BMIだけでは実際の健康状態を十分に反映しない場合があります。

また、同じBMIでも、

  • 内臓脂肪が多い
  • 筋肉量が少ない
  • 血圧や血糖値、脂質の数値に注意が必要
  • 生活習慣が乱れている

といった要素によって、健康リスクは変わります。

そのため、BMIはあくまで「目安の一つ」として考えることが大切です。

健康診断では、血圧や血糖値、脂質異常などの有無も含めて総合的に確認する必要があります。

女性が注意したい無理なダイエット

女性では「BMIを下げたい」という意識から、過度な食事制限を行うケースがあります。

しかし、極端なダイエットは、

  • 筋肉量低下
  • 栄養不足
  • ホルモンバランスの乱れ(月経周期の乱れ)
  • 体調不良

につながる可能性があります。

また、体重だけを重視しすぎると、健康維持に必要な栄養まで不足することがあります。

健康的な体づくりでは、「数字だけ」ではなく、食事、運動、睡眠など全体のバランスが重要です。

特に若い世代では、痩せすぎによる体調不良や将来的な健康リスクにも注意が必要です。

無理に体重を落とすのではなく、必要な栄養をとりながら、体力や筋肉量を保つ視点も大切にしましょう。

健康を守るために意識したい生活習慣

肥満予防や健康維持では、日々の生活習慣が大きく関わります。

特に重要なのは、

  • 適度な運動
  • 栄養バランスの良い食事
  • 十分な睡眠
  • ストレス管理

です。

急激に体重を落とすのではなく、長期的に継続できる習慣を作ることが重要です。

また、体重だけでなく、体調や体力、生活習慣全体を見直す視点も必要です。

短期間で結果を求めすぎると、リバウンドや体調不良につながる可能性もあります。

調剤薬局で体重や健康管理について相談するメリット

体重や健康管理について悩んでいても、「どこに相談すればよいか分からない」という方は少なくありません。

調剤薬局では、食事や生活習慣、健康管理について相談できます。

また、健康診断結果の見方や、市販薬・サプリメントの選び方について助言を受けられます。

特に、持病がある方や薬を服用している方は、自己判断で極端な食事制限をしたり、ダイエット目的の健康食品やサプリメントを取り入れたりする前に、医師や薬剤師に体重管理方法について相談しておくと安心です。

体重やBMI、健康診断の結果、生活習慣の見直しなどで気になることがありましたら、健栄の薬局へご相談ください。

BMIは“健康の目安”として活用する

BMIは、肥満や体格を判断するための重要な指標ですが、それだけですべてを判断できるわけではありません。

大切なのは、

  • BMIを正しく理解する
  • 体脂肪や筋肉量にも目を向ける
  • 無理なダイエットを避ける
  • 生活習慣全体を整える

という視点です。

見た目や数字だけにとらわれず、自分の体調や健康診断の結果も含めて、今の状態を確認することが大切です。

BMIは、自分の体を知るためのひとつの目安です。数字に振り回されすぎず、毎日の食事や運動、睡眠を少しずつ整えながら、自分に合った健康管理を続けていきましょう。

<外部サイト参照リスト>

健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~ 肥満と健康 (厚生労働省)
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-02-001

健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~ SLPとは (厚生労働省)
https://kennet.mhlw.go.jp/slp/about/3action/public/examination

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