防災の基本①:防災対策は特別なものではなく日常の延長

防災意識を高めよう。災害時の薬剤師が考える家庭の備えリスト(応急処置キット、非常食セット、常備薬)

みずき薬局 成田店
目次

地震や台風、大雨などの自然災害は、いつ発生するかわかりません。

いざという時に必要なものが不足すると、避難生活や日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。そのため、日頃から家庭での備えを見直しておくことが大切です。

本記事では、健栄の薬局「みずき薬局 成田店」の薬剤師が、応急処置キットや非常食セット、常備薬など、防災対策として準備しておきたいものについて解説します。

防災の基本①:防災対策は特別なものではなく日常の延長

防災の基本①:防災対策は特別なものではなく日常の延長

防災という言葉を聞くと、特別な準備が必要だと感じる方もいるかもしれません。しかし実際には、日常生活で使用しているものを少し見直し、必要な物を不足なく備えておくことが防災の第一歩になります。

災害発生直後は、物流や交通機関がまひし、必要な物資がすぐに手に入らなくなることがあります。特に大規模災害では、飲料水や食品、衛生用品などの生活必需品が不足し、生活に大きな影響が出る可能性があります。

また、家族構成によって必要な備えは異なります。

小さなお子さま、高齢者の方、持病をお持ちいるご家庭では、一般的な備蓄品に加えて個別の準備も必要です家庭ごとの事情や生活状況を踏まえながら備えを進めていきましょう

防災の基本②:応急処置キットはいつでも使えるように準備と交換を  

防災の基本②:応急処置キットはいつでも使えるように準備と交換を

災害時には医療機関をすぐに受診できない状況も考えられます。そのため、軽いけがや応急処置に対応できるよう、家庭内に応急処置キットを準備しておくと安心です。

応急処置キットには、傷を保護するための絆創膏やガーゼ、包帯などを備えておくと役立ちます。また、清潔な状態で処置を行うための使い捨て手袋、消毒液、細かな作業に使用するピンセットなどもあると便利です。

ただし、防災用品は準備したまま放置してしまうことも少なくありません。衛生用品や消毒用品には使用期限が設定されているものもあります。定期的に内容を確認し、期限切れや不足がないか見直すようにしましょう。

防災の基本③:非常食セットは保存期間だけで選ばない

非常食というと長期保存ができる食品を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、防災の観点では保存期間だけでなく、実際に食べやすいかどうかも重要になります。

災害時は慣れない環境で生活することになり、精神的な負担が大きくなることがあります。そのような状況では、普段から食べ慣れている食品の方が安心につながる場合があります。

レトルト食品や缶詰、アルファ化米などの備蓄食品を準備する際も、実際に食べたことがあるもの、家族が食べやすいものを用意しておくと安心です。また、水分補給は健康維持に欠かせないため、飲料水についても十分な量を確保しておきましょう。

近年は「ローリングストック」という考え方も広がっています。これは日常的に使用する食品を少し多めに購入し、消費しながら補充を続ける方法です。無理なく備蓄を続けやすいため、防災対策として取り入れやすい方法の一つとなっています。

防災の基本④:災害時に見落とされやすい常備薬

防災用品を準備する際、食品や飲料水などに意識が向きがちですが、医薬品の備えも重要です。

特に継続的に服用している薬がある方は、災害によって医療機関への受診や薬局の利用が難しくなってしまう可能性を考えておく必要があります。普段から薬の残数を確認し、不測の事態でも困らないように管理しておきましょう。

また、頭痛や発熱、胃腸の不調などに備え、家庭で使用する機会の多い一般用医薬品についても確認しておくと安心です。


ただし、持病がある方や複数の薬を服用している方は、一般用医薬品との飲み合わせに注意が必要な場合があります。購入や使用に迷うときは、薬剤師に相談しましょう。

災害時には、薬そのものだけでなく、「自分がどのような薬を使っているか」を確認できることも重要です。お薬手帳や服薬情報を確認できる記録を、すぐに持ち出せるようにしておくと、避難先や医療機関での対応がスムーズになります。

健栄の薬局では、スマホでお薬手帳を確認できる「つながる薬局」を導入しています。災害時や緊急時にも服薬情報を確認しやすくなるため、日頃からご活用しておくと安心です。

薬そのものだけではなく、自分がどのような薬を使用しているかを把握しておくことも防災対策の一つと考えていきましょう。

防災の基本⑤:防災救急セットの中に衛生管理アイテムも準備しておきましょう

災害時は生活環境が大きく変化するため、衛生状態を維持することも重要になります。

避難所生活や断水の発生によって、普段と同じような衛生管理が難しくなることがあります。手指の清潔を保つためのウエットティッシュ手指消毒剤、日常生活を支えるための食器、生活雑貨、衣類、下着なども準備しておきたいところです。

また、感染症予防の観点からも衛生環境の維持は大切です。防災用品を見直す際には衛生管理の視点も取り入れることをおすすめします。

防災救急セットは一度準備したら終わりではなく、家族構成や生活環境の変化に合わせて定期的に見直すようにしましょう。

調剤薬局では災害時の医薬品管理について相談できます

災害への備えでは、飲料水や非常食だけでなく、医薬品の管理も重要なポイントです。

特に継続して服用している薬がある場合は、災害時でも治療を継続できるよう日頃から準備しておく必要があります。

また、事前にスマホで確認できるお薬手帳の活用方法や常備薬の管理方法など、防災対策として確認しておきたい内容は少なくありません。
薬局では、災害時に備えた医薬品の管理方法や備蓄の考え方について相談できます。

防災用品の見直しとあわせて、医薬品の備えについても、ぜひお近くの健栄の薬局へご相談ください。

<外部サイト参照リスト>

事前防災でいのちを守ろう 災害が起きる前にできること (首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html

避難先の医療機関・薬局で患者の薬剤情報等を活用 (厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/001203369.pdf

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